アルゼンチン連敗、W杯出場が危機に

マラドーナ監督の去就はいかに?


9日、W杯南米予選が行われ、4位アルゼンチンが2位パラグアイに敵地で0−1と敗北を喫した。アルゼンチンは5日のブラジル戦に続く黒星で、6月のエクアドル戦と併せて3連敗。順位も5位に落ち、本大会出場を逃す危機がますます高まっている。

ブラジル戦の黒星で追い込まれたアルゼンチンは、序盤から積極的な動きを見せたかに思われたが、試合は徐々にパラグアイのペースへ。すると、2度のシュートがゴールマウスに嫌われた後の28分、パラグアイは中央でパスをつなぎ、カバニャスのスルーパスから最後はバルデスが左足でシュート。これが先制点となり、ホームのパラグアイがリードしてハーフタイムへと突入する。

後がないアルゼンチンは、後半開始からダトロに代えてラベッシを投入。しかし53分、ベロンが2枚目のイエローカードで退場となってしまう。数的不利に立ったアルゼンチンは、その後パレルモなどを投入したものの、チャンスを作ることはできなかった。

本大会出場が自動的に決まる4位から転落したことで、アルゼンチンはディエゴ・マラドーナ監督の去就が注目されるところだ。

なお、アルゼンチンに代わって5位に浮上したのは、この日ボリビアを敵地で下したエクアドル。また、7位ウルグアイがホームで5位コロンビアに3−1と勝利し、アルゼンチンに勝ち点1差と迫っている。