カメルーン代表でリベンジに燃えるエトー
「リベンジするチャンスを得られた」
インテルに所属するカメルーン代表FWサミュエル・エトーが、Goal.comのインタビューに応じてくれた。14日のワールドカップ(W杯)・アフリカ予選で、本大会出場を決めたカメルーンのエースは、プレーオフで出場を逃した前回大会の雪辱に燃えている。
―カメルーンにとって、W杯予選は簡単なものではありませんでした。
「僕たちのスタートは悪いものだった。でも、重要なのは最終的な結果だ。僕たちは前回に失敗を犯した。ファンに新たな喜びを与えることができたと思っているよ。そして、僕たちはリベンジするチャンスを得られたんだ」
―南アフリカで、カメルーンはどんなことを成し遂げられると思いますか?
「このチームには良いバランスで若い選手とベテラン選手がいる。とても楽観的な気持ちでいるよ。決勝戦に進出できる可能性だってあると思っている」
―今年の7月からル・グエン氏が監督に就任しました。どのような人物だと考えていますか?
「難しい時期からチームの指揮を執ることになった。彼は人心掌握術に長けているし、現代サッカーにも精通している。選手たちは彼と本大会に臨むことを望んでいる」
―では、アフリカ・ネーションズカップ優勝の本命国はどこだと考えていますか?
「僕たちはコートジ・ボワール、ガーナ、ナイジェリアと争うことになる。トロフィーの獲得は簡単なことではないと感じるよ」
日本、南アとスコアレスドロー
決定機をつくり切れず
日本代表は14日、来年にワールドカップが開催される南アフリカで同国代表と対戦、0−0で引き分けた。
前半からボールを保持することはできたが、決定機をつくるには至らない。10分にペナルティーエリア手前から長谷部誠が、15分には長いダイレクトパスで抜け出した岡崎慎司がシュート。このように思い切ったプレーでシュートへつなげたが、そのほかは打ち切るまで至らなかった。
後半に入っても流れは変わらず。59分に中村俊輔が入り、ボールを受けに広く顔を出し、また低い位置からも相手ゴール前を意識したパスでチャンスをうかがう。だが、逆にゴールに近い位置でボールを持っても、相手をかわしてクロスを上げることができない。79分に岡崎が、徳永悠平のクロスを受け、素早く反転してシュート。相手に当たってゴールはならなかったが、惜しい一撃をようやく放つ。その後も積極的に攻撃を仕掛けた日本だが、結局ゴールは割れずじまい。0−0で試合を終えた。
日本代表は今後、18日にアウェーで香港代表とアジアカップ最終予選を戦う。
岡崎3試合連続のハットトリックなるか
「本番に向けて、やるべきことを突き詰めてやっていきたい」
日本代表は13日、南アフリカ代表との親善試合を翌日に控え、会場となるポートエリザベスのネルソン・マンデラ・ベイ(日本時間14日、22時30分キックオフ)で最終調整を行った。
南アフリカ戦でひとつ注目点を挙げるとすれば、FW岡崎慎二の代表史上初の3試合連続ハットトリックなるか、ということ。10月の3連戦では、香港戦、トーゴ戦に出場し、いずれもハットトリックと大暴れし、一気にエース候補に上り詰めただけに、南アフリカ戦でも爆発に期待がかかる。
ただし、本人はそんな記録を気にすることなく冷静な姿勢を見せた。
「親善試合でいくら決めても、W杯という大舞台で点を決めないと意味がない。親善試合で決めることもうれしいが、それはそこで終わること。本番に向けて、やるべきことを突き詰めてやっていきたい。それを明日もやるだけ」
ランパードのブラジル戦欠場が決定
12日の練習で負傷
チェルシーMFフランク・ランパードが、負傷を抱えてしまったようだ。14日にブラジルとの親善試合を控えている同選手だが、この一戦は回避することになる。
FAのスポークスマンが12日、以下のように語った。
「我々は今日の練習中に、フランク・ランパードが左ももを負傷したことを確認した。彼は今晩、家に戻ることになる。なお、これによる代替招集はない」
ランパードの代役は、マンチェスター・ユナイテッドMFマイケル・キャリックが務めるのではないかと予想されている。
インテル対ローマは痛み分け
8日に行われたセリエA第12節、インテル対ローマの一戦は、1−1のドローに終わった。
最初にチャンスを迎えたのはローマ。開始早々の3分、スルーパスに反応したヴチニッチが独走状態となるが、懸命に追いかけたルシオに阻まれ、ヴチニッチは絶好のチャンスを逃してしまう。だが13分、そのヴチニッチが汚名返上。中盤からのロングボールにヘディングで合わせると、ボールはGKジュリオ・セーザルの頭上を越えてネットへと沈んだ。
リードされたまま後半をを迎えたインテルは、バロテッリとスナイデルを投入して3トップへと移行する。すると直後の48分、ゴール前の混戦からこぼれ球を拾ったチアゴ・モッタが、左のエトーへパス。エトーがターンしながら左足でシュートを放つと、ボールはGKジュリオ・セルジオの手をかすめてゴールへと転がり込んだ。
一気に逆転といきたかったインテルだが、ローマはさらなる失点を許さず。時折カウンターを見せたローマも決定力を欠き、試合はスコアが動かないまま終了。両者が勝ち点1を分け合う形となった。
インテルは勝ち点29で首位をキープしているが、2位ユヴェントスとの差は5ポイントに縮まった。なお、ジョゼ・モウリーニョ監督はこの試合で、国内リーグ・カップ戦におけるホームでの無敗記録を150試合へと伸ばしている。
ファン・ペルシがプレミア月間MVPに
月間最優秀監督はロイ・ホジソン
アーセナルFWロビン・ファン・ペルシが、10月のプレミアリーグ月間MVPに選ばれた。
アーセナルは10月のプレミアリーグで3勝1分け。その4試合すべてでゴールを奪っているのがファン・ペルシである。5ゴールのほかに2アシストも記録し、チームの中心選手として見事な活躍を披露した。
同選手にとって、月間MVPは2回目。前回は2005年11月に受賞していた。
また、フラムを率いるロイ・ホジソン監督が月間最優秀監督に選ばれている。
ホジソン監督率いるフラムは、10月のリーグ戦4試合で2勝2分けの無敗。中でも際立っているのが、31日に行われたリヴァプール戦での3−1の勝利だ。
ホジソン監督が同賞を獲得するのは3回目。前回は1997年12月ということで、およそ12年ぶりの受賞である。