インテル対ローマは痛み分け

ヴチニッチ先制、エトーが同点弾

8日に行われたセリエA第12節、インテル対ローマの一戦は、1−1のドローに終わった。

最初にチャンスを迎えたのはローマ。開始早々の3分、スルーパスに反応したヴチニッチが独走状態となるが、懸命に追いかけたルシオに阻まれ、ヴチニッチは絶好のチャンスを逃してしまう。だが13分、そのヴチニッチが汚名返上。中盤からのロングボールにヘディングで合わせると、ボールはGKジュリオ・セーザルの頭上を越えてネットへと沈んだ。

リードされたまま後半をを迎えたインテルは、バロテッリスナイデルを投入して3トップへと移行する。すると直後の48分、ゴール前の混戦からこぼれ球を拾ったチアゴ・モッタが、左のエトーへパス。エトーがターンしながら左足でシュートを放つと、ボールはGKジュリオ・セルジオの手をかすめてゴールへと転がり込んだ。

一気に逆転といきたかったインテルだが、ローマはさらなる失点を許さず。時折カウンターを見せたローマも決定力を欠き、試合はスコアが動かないまま終了。両者が勝ち点1を分け合う形となった。

インテルは勝ち点29で首位をキープしているが、2位ユヴェントスとの差は5ポイントに縮まった。なお、ジョゼ・モウリーニョ監督はこの試合で、国内リーグ・カップ戦におけるホームでの無敗記録を150試合へと伸ばしている。