フランス痛恨のドロー、首位は困難に

ドメネク監督の解任は…


9日にワールドカップ(W杯)欧州予選が行われ、グループ7のフランスがより深刻な状況に追い込まれた。

この日、グループ首位のセルビアと敵地で対戦したフランスは、1−1のドローで試合を終え、勝ち点4差を縮めることはできなかった。そのため、先日から話題となっているレイモン・ドメネク監督の解任騒動に拍車がかかるだろう。

試合は、前半開始10分にエリア内でファウルをしたロリスにレッドカードが提示されたことで、いきなりフランスが数的不利に立たされる。さらに、このPKをしっかりと決められ、フランスの危機は大きくなった。ただ、31分にアンリが同点ゴールを奪い、何とか勝ち点1を奪っている。

後半は荒れ模様となったが、80分を10人で戦ったフランスとしては、アウェイでの勝ち点1は価値あるものかもしれない。しかし、W杯出場権獲得という目的から遠ざかったことも事実であり、代表チームへの批判はより強烈なものになりそうだ。

両者の残り試合は、首位セルビアが、ホームでのルーマニア戦とアウェーでのリトアニア戦。一方のフランスは2試合がいずれもホーム開催で、フェロー諸島戦とオーストリア戦を残している。