欧州王者スペイン、9大会連続W杯出場が決定!

選手層の厚さを見せつけて3−0の勝利


9日に各地で行われたワールドカップ(W杯)欧州予選、グループ5では首位スペインが5位エストニアを相手に3−0で勝利。同日に2位ボスニア・ヘルツェゴビナが3位トルコと1−1で引き分けたため、2試合を残してW杯出場を決めている。

セナを久々に起用したスペインは、5日のベルギー戦と同様にシルバ、ビジャ、F・トーレスの3トップが躍動。序盤から立て続けに決定機をつくっていく。そして32分、シルバとのワンツーで抜け出したセスクがグラウンダーのボールをゴールに押し込んだ。

後半もスペインが主導権を握り続けるが、最後の詰めが甘く追加点を挙げられない。デル・ボスケ監督は、その状況を受けてF・トーレスをグイサ、ビジャをカソルラ、シルバをマタに代えて前線を活性化する。すると81分、カソルラが試合の大勢を決める2点目を挙げることに成功した。ロスタイムにもマタがゴールを決めたスペインが、選手層の厚さを見せつけた格好で試合を終えている。

この結果、スペインは2試合を残した段階で2位ボスニア・ヘルツェゴビナとの勝ち点差を8として、9大会連続となるW杯出場が決定。今後グループ5では、2位ボスニア・ヘルツェゴビナ(勝ち点16)と3位トルコ(勝ち点12)が、各グループ2位の成績上位8チームが進出できるプレーオフへの出場権を争うことになる。