日本、逆転! ガーナに4−3

オランダ遠征を締めくくる


オランダ遠征していた日本代表は9日、ユトレヒトでガーナ代表と親善試合を行い、4−3の逆転勝利を収めた。5日のオランダ代表戦では0−3と良いところなく敗れたが、W杯出場を決めているガーナ相手に4点を奪った。

日本は相手の隙間に顔を出し、うまくボールを動かしていたが、30分のCKでの守備で長友佑都がハンドの反則を取られてPKを献上。これを決められ、先制を許した。後半早々の47分にも一気の縦への抜け出しから、追加点を許してしまう。

だが、その3分後、早い展開から中村憲剛が左サイドから右ポストをかすめるシュートを決めて反撃。ゴールが試合を動かし、オープンな展開になってきたが、またも長い縦パスを入れられ、飛び出したGK都築龍太もかわされ、3点目を許した。

そこから日本が勢いを取り戻す。78分に交代で入った玉田圭司が得点し、その1分後にはこれも途中出場の稲本潤一のピンポイントクロスを岡崎慎司が頭で決めて同点に追い付いた。さらに83分には左からのボールをペナルティーエリア手前で受けた稲本が、冷静にゴール左へ決めて逆転に成功。このまま得点と流れを変えることなく、勝利をつかみ取った。