ミランが敵地でマドリー撃破

チェルシーは3連勝

21日、チャンピオンズリーグ・グループリーグ第3節が開催された。この日はグループA〜Dの8試合が行われている。

グループAでは、勝ち点4で並んでいるボルドーバイエルン・ミュンヘンが対戦し、ホームのボルドーが2−1で勝利した。ボルドーは6分、相手コーナーキックの場面でジアニがオウンゴール。開始早々にビハインドを背負ってしまった。しかし27分に、そのジアニがコーナーキックから巧みなシュートを決めて同点とする。続く40分にはプラニュスが逆転ゴールを奪い、2−1で前半を終えた。バイエルンは前半のうちにミュラーが退場したこともあり、反撃に転じることができない。66分にボルドーに与えたPKはストップしたものの、最後まで同点弾は奪えなかった。敗れたバイエルンとの入れ替わりでグループ2位に浮上したのはユヴェントス。ホームにマッカビ・ハイファを迎えての一戦は、後半開始直後のセットプレーでキエッリーニがゴールを奪い、これが決勝点になっている。

グループBでは、CSKAモスクワマンチェスター・ユナイテッドは、1−0でユナイテッドが勝利。長谷部が先発出場したヴォルフスブルクは、ホームでベジクタシュと対戦してドローで試合を終えている。長谷部は67分にデヤガと交代。その後、チームはグラフィッチが退場となるトラブルもあったが、スコアレスのまま試合終了を迎えた。

グループCでは、注目のレアル・マドリーミランの一戦が行われ、3−2でアウェーのミランが勝利した。先制したのはレアル・マドリー。19分にミランGKジーダの信じられないミスからラウールがゴールを奪った。しかし後半になってミランが目を覚ます。62分にピルロの完璧なロングシュートで同点とすると、その4分後には相手パスミスを拾ったアンブロジーニのロングパスから、パトが逆転弾。76分にドレンテミドルシュートで再び試合は振り出しに戻ったが、88分、セードルフのパスにラインぎりぎりで飛び出したパトが勝ち越し点を決めた。同組のもう1試合、チューリッヒマルセイユは、敵地のマルセイユエインセのゴールで初勝利を挙げている。

グループDでは、チェルシーが3連勝を達成し、決勝トーナメント進出をほぼ確実なものとした。アトレティコ・マドリーをホームに迎えたチェルシーは41分、アシュリー・コールからのクロスをカルーが流し込んで先制。52分にもカルーがゴールを奪うと、69分にランパードもネットを揺らして3−0。終了間際には相手オウンゴールで4点目を手にした。ポルト対アポエルの試合は、フッキの2ゴールでポルトが勝利。3戦2勝でグループ2位につけている。