マドリーが今季初黒星:レアル・マドリー

好調セビージャに敗戦

4日のリーガエスパニョーラ第6節、レアル・マドリー対セビージャは2−1でセビージャが勝利を果たしている。

今季全勝を守り通しているマドリーと、第2節以降全勝のセビージャという好調なチーム同士の対戦。立ち上がりから主導権を握ったのはセビージャだった。両サイドのJ・ナバスとペロッティが再三サイドの深くまで侵入してマドリーを苦しめる。マドリーはGKカシージャスがファインセーブを連発して得点を防いでいたが、33分に左サイドのクロスからペナルティーエリアに勢い良く侵入したJ・ナバスにヘディングシュートを決められた。

セビージャは先制点を奪っても攻撃の手を緩めずに、サイド攻撃から決定機をつくり出していく。対するマドリーは中央突破からゴールへの糸口を探そうとするが、セビージャの集中した守備を前に決定機を演出できない。しかし49分、右サイドでFKのチャンスを得ると、ペペがヘディングでマドリーに同点弾をもたらした。

同点とされたセビージャだが、選手たち、サンチェス・ピスファンに集ったサポーターは気落ちしなかった。カペル、カヌーテを投入して攻撃陣にフレッシュさを持ち込むと、66分に右サイドのコーナーキックから、ペナルティーエリア内でフリーとなっていたレナトがヘディングで勝ち越し点を奪った。その後もセビージャが攻撃的姿勢を失わずにマドリーを攻め立て、歓喜の瞬間を迎えている。

マドリーはチャンピオンズリーグを含めた全試合で今季初の敗戦。リーガでは、いまだ全勝をキープしているバルセロナに勝ち点3差を付けられた。一方のセビージャはリーガ5連勝。マドリーとバルサに次ぎ、今季のリーガの優勝候補であることを印象付けている。