マドリー5発快勝、マン・Uも勝利

ミランはCL男インザーギが2ゴール

15日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループA〜Dの第1節各試合が行われた。

グループAでは、バイエルン・ミュンヘンが好スタートを切った。敵地でのマッカビ・ハイファ戦、バイエルンは前半こそゴールを奪えなかったものの、後半になって爆発。64分にファン・ブイテンが先制点を挙げると、終盤にはミュラーが2ゴールを重ね、3−0で勝利を収めた。

ホームにボルドーを迎えたユヴェントスは、1−1でドロー発進。63分、カンナヴァーロのパスからイアクインタが先制するも、75分にセットプレーからプラシルにゴールを許し、白星を飾ることはできなかった。

グループBでは、マンチェスター・ユナイテッドが苦しみながらも勝ち点3を手にしている。ベジクタシュとのアウェーゲームでユナイテッドは主導権を握ったものの、なかなかゴールを奪うことができなかった。しかし77分、スコールズが待望の先制点を奪い、これが決勝点に。難しいトルコでの一戦に何とか勝利したユナイテッドが、幸先の良いスタートを切った。

先日、ジーコ監督を解任してフアンデ・ラモス新監督を迎えたCSKAモスクワは、敵地でヴォルフスブルクと対戦し、1−3で敗れている。昨季のドイツ王ヴォルフスブルクは、36分に裏のスペースに抜けたグラフィッチが先制点を記録。その5分後にはPKを決め、2−0で前半を折り返した。後半になると76分にジャゴエフがゴールを挙げ、CSKAが1点差とするも全体的にかみ合わないシーンが目立ち、同点弾は生まれなかった。すると86分にはグラフィッチが試合を決定づける3点目を奪い、ハットトリック達成とともに試合を決めている。なお、ヴォルフスブルクに所属するMF長谷部誠は、試合終了間際に途中出場を果たした。

グループCでは、レアル・マドリーが前評判どおりの力を見せ、敵地でのチューリッヒ戦に5−2で勝利している。27分にC・ロナウドフリーキックで先制すると、34分にイグアインのシュート性のボールにラウールが合わせて2−0。前半終了間際にはイグアインにもゴールが生まれた。しかし後半になってトラブルが。64分にカシージャスが与えたPKを決められて1点を返されると、直後にはセットプレーでさらに失点。マドリーの3点のリードは、わずか2分で1点となった。それでもマドリーは、地力の差を見せつける形で終了間際に2点を加え、5−2で完勝した。

敵地でのマルセイユ戦に臨んだミランは、インザーギの活躍が光り、2−1で勝利した。立ち上がりはホームのマルセイユがアグレッシブにくるが、次第に試合が落ち着いていく。すると28分、ロナウジーニョの代わりにトップ下を務めたセードルフのクロスにインザーギが合わせてミランが先制。49分にエインセがネットを揺らし、マルセイユの攻撃に火がついたが、74分には再びセードルフインザーギのホットラインでミランが勝ち越しに成功した。

グループDでは、チェルシーがホームでポルトを下し、白星スタートを切っている。前半から主導権を握ったチェルシーだったが、昨季のCLで長期出場停止を言い渡されたドログバ不在の影響からか、なかなかゴールが生まれない。しかし後半立ち上がりの48分、裏に抜けたアネルカが先制ゴールを決めると、最後までこのリードを維持し、1−0で勝利した。

ホームにアポエルを迎えたアトレティコ・マドリーは、23本のシュートを浴びせながらノーゴール。まさかのスコアレスドローで初戦を終えている。

グループE〜Hの16チームは、16日に各地で対戦予定だ。