マドリー開幕2連勝、エスパニョール中村は前半で交代

マドリーはカカーがチームを掌握。中村はシュートチャンスを提供


12日に行われたリーガエスパニョーラ第2節エスパニョール対レアル・マドリーは、3−0でマドリーが勝利した。

ワールドカップ予選がミッドウィークに行われたため、C・ロナウド、L・ディアラを温存したレアル・マドリーは、序盤こそエスパニョールに決定機をつくられるものの、カカーを中心とした展開で徐々に主導権を握っていく。

そして39分、カカーとの素早いワンツーで抜け出したグラネロがグラウンダーのボールを押し込んで、マドリーが先制に成功した。

後半もマドリーがボールを保持しながらチャンスをうかがう。その中でも際立った存在感を見せたのは、やはりカカー。バイタルエリアから鋭いドリブルを仕掛けて、決定機をつくり出していった。

対するエスパニョールは、後半から出場したデ・ラ・ペーニャのスルーパスを起点としたカウンターを狙うが、マドリーの寄せが速くゴールを決めることができない。

次のゴールがマドリーに生まれたのは必然と言えるだろう。77分、ペナルティーエリア左で一瞬の切り返しからパスコースを見つけ出したカカーが中央にグラウンダーのボールを送ると、グティが押し込んでリードを2点に広げた。

その後もマドリーがペースを握り続け、ベンゼマに代わってピッチに投入されたC・ロナウドが、GKカメニとの1対1を制してダメ押し弾を決めた。

マドリーは開幕2連勝。連携面では課題が残るものの、カカーを中心に卓越した個人技を見せており、新銀河系軍団の名に恥じぬパフォーマンスを披露している。

また先発出場のエスパニョール中村は、献身的なプレーを披露して味方のシュートチャンスもつくったが、足首の負傷もあるためか前半終了後にデ・ラ・ペーニャと交代して、ピッチを退いた。