ガッリアーニ:「年内のベッカム復帰はない」

L・ファビアーノへのオファー額は上げず

昨シーズン途中にミランとのレンタル契約を延長し、先日アメリカ・MLSへ復帰したLAギャラクシーMFデイビッド・ベッカム。2010年W杯出場を目指す同選手は、ファビオ・カペッロ監督にイングランド代表へ招集してもらうべく、すでに新シーズン後半戦からヨーロッパへ復帰したいとの希望を明らかにしている。

これを受け、半年間のレンタル生活で特別な関係を築いたミランが、早い段階でのベッカム復帰を目指すとの報道が浮上した。しかし、ミランのガッリアーニ副会長は21日、「彼が1月より先に戻ってくることは不可能だ。ベッカムが来られるのは1月からシーズン終了までだよ」とコメント。年内のベッカム復帰を否定している。

一方、ガッリアーニ副会長は獲得が難航しているセビージャFWルイス・ファビアーノについて、1400万ユーロという最初のオファーから提示額を上げるつもりがないことをあらためて強調した。

「セビージャが要求額を下げなければ、ビジネスは成り立たないだろう。この交渉はハッキリしている。我々は選手に関心を抱いているが、この金銭面での開きのためにまとめることができていない」

L・ファビアーノ代理人フエンテス氏は、先日から再三に渡ってミランにオファー額のつり上げを求めている。同代理人はL・ファビアーノの適正価格について、2000万ユーロだと主張している。